寒さで凍える晩のこと

寒い寒い寒い。体が芯から冷えるような低体温を覚える。突然の倦怠感にともない真冬に全裸で雪に埋もれるような凍えかた。けれど、平熱で身体の錯覚であるようだ。けれど、寒い。何かの前兆か、それとも嫌々病からくる作り出された不安からか。周りは暑いと平然としている。けれど、僕は本当に寒い。布団を何重にも重ねて厚着の寝巻きを着重ねてベッドに横になる。落ち着き冷静になると寒さが体に襲い掛かる。寒い、本当に寒い。